先日矢加部幸彦先生の古神道講座を受講してきました。
以前オンラインで少し古神道の講座を受けたことがありました。古神道は日本古来の生き方、自然観、宇宙観で、神についての考え方もまた他の国とは違った捉え方があります。いつかもっと詳しく学んでみようと思っていましたので、たまたまfacebookのイベントに今回の講座を見つけ、迷わず申込をしました。
1日目の午前中は、古神道についての基礎知識、そして日本の古くからの考え方、風習などの説明がありました。ハレとケの話、日本人の祭り好きな理由、そして日本人独特な作法、しきたりなど沢山お聞きすることができました。日本人と二元論はなじまない、日本人は白黒ではなく思考がグラデーションというのがめちゃくちゃしっくり来ました。日本人はファジー、侘び寂びを感じる民族です。そして生活の中で無意識にやっていたことにもちゃんと理由があるって知りました。様々な作法、所作って日本の美って感じがします。古神道を通して日本、日本人についての理解も深まり、そして何より日本に生まれてきて本当に良かったと心から感じました。
お昼近くになると午後の鎮魂禊行の説明になりました。行道次第は沢山の項目があり、その中に九字護身法を見つけ、あ!やりたかったやつだ〜!と心の中で叫んでいました。「臨、兵、闘、者、階、陣、烈、在、前」ってやつです。禊行では祝詞も唱えますが、音霊行もあります。みんなで声をだして、印を切ります。普段肚から声を出さないので、軽い?発声になってしまいますが、これも訓練すれば上級者の方々のように通る大きな声になるのでしょう。まずは間違っても恥ずかしがらず、大きな声を出すことに専念しました。矢加部先生も間違っても気にせず、どんどん声を出してやってください、気にすると気掛け→気枯れ、つまりけがれにつながるそうです。でもけがれは悪じゃない、自然なことであり、汚れたら掃除をする(鎮魂禊)、そして天晴れの状態に戻る、そういうサイクルが自然だと言うのが古神道の考え方だそうです。なるほど〜。
お昼休憩になり、参加者の皆さんとランチを食べながら雑談タイム。こういう時によく思うのが初めて会うのに共通点があったり、共通の知り合いがいたり。本当不思議です。いろんな話で盛り上がり、ランチ時間も楽しく過ごしました。
午後は禊行の本番です。上級者の方々は白装束に着替えて鎮魂禊行に入ります。本格的だ〜! 経験者の方々の体の動きがよく見えるように、経験者の後ろの列に初参加者、その後ろに経験者、そしてその後ろに初参加者が並びます。禊行をリードいただく経験者の方が正面に立って、掛け声を掛けてリードくれるので、迷子になることはありませんでしたが、祝詞の言い回しや漢字(ふりがなあり)が難しく、うまく読めない部分が多々あり、間違っても気にせず!を思い出し、できるだけ大きな声をだして読み続けました。九字護身法の印ももちろん覚えていないので、横、縦の動作だけ。
結構長い工程ですが、終わると本当スッキリして、身体が軽くなりました。視界も明るくなりました。邪気とか不要なエネルビーも吹っ飛んだ!そんな感じです。
九字の印を早く覚えたい!あの印がかっこいい!修験道の修行僧が良くやってますね。憧れます!笑
その後、休憩をはさみ、二回目の鎮魂禊行をしました。今回もいっぱい間違えましたが、気にせず大きな声を出してやり遂げました。二回目も超すっきりです!これは何回やっても良いな〜って感じました。本当心身共に清められたのを実感できます。
1日目無事終了。
1日目は写真を取り忘れました笑
2日目は数霊(かずたま)入門講座です。
言霊、音霊はよく耳にするけど、数霊って?って思いました、数にも固有のエネルギーがあるってことかな?って思い、もっと知りたくなって受講しました。
漢数字と算用数字(アラビヤ数字)は意外と共通点がある、と言うのは驚きました。まさに数字の神秘です。
数霊から型霊、そして名霊(なのたま)へつながり、私達の名前にも基本数という数字があり、それぞれ特質があります。
その特質にはプラス、マイナス両方の個性、性質があります。古神道には元来マイナスという考え方はないので、いずれもその人の本来持っている性質だということです。
そして運命は九年のサイクルがあって人生ではその繰り返しだそうです。以前折尾ステーションで受けたユダヤのダビデ占いを思い出します。こちらは10年周期です。どこか日本とユダヤがつながってるのかな?とふと感じました。まあバイオリズム的な共通点なのかもしれません。
基本数に9を足した数=年齢になり、9年サイクルですので、それから9年ごとに人生の節目、大きな変化が起こりやすいとのこと。病気、災難、結婚、就職、引っ越し等、ネガティブ、ポジティブ両面においての大きな変化がある年になるようです。歴史上の有名人もその9年サイクルの年齢で亡くなっているようです。ということは自分が亡くなる年齢も分かるってことらしいです。自分は?と気になって見てしまいました笑。
私は今年がその変化の年のようなので、ネガティブなことが起こらぬよう気を付け、ポジティブな変化にフォーカス行こうと思います。私の基本数の注意点はやりすぎないよう、途中で一息、振り返り、息を整えて次に進むことが大切なうようです。今年はちょうど実家をリフォームして引っ越しをしようと考えているので、それも変化の年に起こることなのでしょう。そんな変化の年に鎮魂禊行もやることにも大きな意味があったのだと今回感じました。今年はまた5月に鎮魂禊行が開催予定らしいので、次回も参加してみようと思います。その前に3月にも別の講座があるようなので、そちらも参加する予定です。古神道これからも探求していきたいと思います。
で今講座の復習と九字の印を覚えています。先生の本も購入させていただいたので、これから読んでみます。

矢加部先生とツーショット。先生の著書をこれから読みます!
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